パイプカットを安い金額で受けるためにできる工夫

精管を縛ることにより、睾丸から精子が精液の中に送り出されるのを防ぐ避妊手術をパイプカットと言い、望まない妊娠を避けるために受けることがあります。パイプカットの手術を受けても睾丸から男性ホルモンが出なくなるわけではありませんし、性交渉も問題なく行えます。

受ける際に多くの人が気にするのが金額であり、クリニックによっても差がありますので、できるだけ安い費用で済ませたいのなら複数のクリニックを比較することが大切です。それ以外にも、日帰り手術で済ませる等の工夫があり、最近では日帰り手術で受けられることをアピールする施設が増えています。

日帰り手術で費用を抑える

入院すると高額になりがちなパイプカットの治療も、日帰り手術にすれば値段が下がります。まだ日帰り手術に対応していないクリニックも多いのですが、中にはほとんどの手術を日帰りで対応しているところもあります。金額にこだわる場合にはこのような工夫をしなければ下げられませんので、クリニックでじっくりと話を聞いてみて問題がないようなら入院をせずに済ませましょう。

日帰りにするにはいくつかの注意点があり、当日は朝から行って一日かかることを覚悟しなければなりません。いくら手術自体は1時間もかからないとは言っても、受ける前には準備が必要です。準備として点滴を行い、お昼頃には麻酔をして検査や手術を行います。術後もすぐに動けるわけではなく、少なくとも3時間程度ベッドの上で休み、十分に観察して問題が無いと判断された場合に帰宅が許可されます。

これらの全ての行程を丁寧に行う場合には、朝病院に到着しても帰宅するのは夕方頃になる計算です。1日のほとんどを病院で過ごすことになりますが、それでも入院費用がかかりませんので安い金額で済ませることができます。検査も含めて、パイプカットの治療は入院無しで行うことが可能です。

実績のあるクリニックを選ぶ

パイプカットにかかる金額を重視して日帰りで受けることに決めたとしても、検討しているクリニックでは対応していない可能性があります。手術はきちんと入院して行うという方針をとっている施設も多いので、どこでも対応できるわけではありません。

ですから、実際に受けられそうなクリニックを探す時には、日帰り手術ができるかを確認することが大切です。ただ単に行われているだけでなく、ノウハウをきちんと持って対応しているかもチェックすることが重要であり、これまで多くの手術を日帰りで行ってきたという施設なら安心して任せられます。

同じ工程であっても、時間を短縮するためには様々な工夫が必要になります。その工夫はすぐに培えるようなものではなく、これまでの経験が活かされてスムーズな流れになるように調整されているはずです。インターネット等で日帰り手術を得意としていることを前面に打ち出しているような所では、ノウハウを既に持っていて自信を持って行っています。

ノウハウがあれば効率良く治療が進みますし、余計な費用がかかることもありません。日帰りでパイプカット手術を受けて自宅に帰宅した後は、じっくりと体を休めましょう。

総合病院の泌尿器科も安い

パイプカットの手術はクリニックで受ける人が多いので、一般的には総合病院を選択する人があまりいませんが、総合病院の泌尿器科を選択すると、比較的安い金額で受けられる可能性が高くなります。値段的な面でのメリットだけでなく、総合病院ということで治療内容への安心感もあります。

探す時に値段で検索をすると聞いたこともないようなクリニックが出てくることがありますが、安心して受けるためには情報が必要であり、情報自体が見つからない場合にはリスクが高すぎます。気が付いていないだけで、普段通っている総合病院でも行っているかもしれませんので、かかりつけがあれば一度確認してみましょう。

どのような麻酔を選ぶのかによっても料金が変わります。下半身麻酔よりは局所麻酔の方が安く済みますが、しっかりと麻酔をしないと怖いという人もいます。しかし、パイプカットの手術自体は決して複雑ではありませんので局所麻酔でも十分に対応可能です。最近では痛みに対して敏感な人にも対応できるように痛くない麻酔を導入する施設も増加していますが、痛くない麻酔はほとんどがオプションになっていて、別途料金がかかるため、高額になってしまいます。

まとめ

望まない妊娠を避けるためにパイプカットを受ける場合、できるだけ安く済ませたいのなら日帰り手術を選びます。日帰り手術をするにはノウハウが必要ですので、実績のあるクリニックを選ぶことが大切です。

総合病院の泌尿器科でも安く受けられることがありますので、かかりつけがある場合には調べてみましょう。当日は麻酔をすることになりますが、麻酔の仕方によっても料金が変わり、下半身麻酔よりも局所麻酔の方が安く済みます。

痛みに敏感な人は痛くない麻酔を選択したくなりますが、ほとんどがオプション扱いになっていて別途費用がかかりますので注意が必要です。

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