女性の避妊手術って?費用はいくら?
パイプカットは費用の面でどうなのでしょうか。女性の避妊手術と比べてみて、その金額が安いのか高いのか考えてみましょう。
女性の避妊手術は細かく分けると4つあります。プラスチック製のリングをかけて塞ぐ方法、クリップで挟んで塞ぐ方法、途中を2か所で縛り、間を切る(卵管部分切除術)、電気メスで電流を流し、卵管を焼いて塞ぐ(電気凝固術)です。
例えば部分切除術では子宮から出ている卵管という管を縛ります。膣の方からおなかに入り、膣壁を切っておなかに入るので、頸椎麻酔や全身麻酔が必要となり、手術に時間もかかるため体への負担が大きくなります。気になる値段ですが、数万円〜20万円程度のところが多いようです。
健康保険が適用される場合があり、そうなると自己負担金額は開腹手術で13000円〜腹腔鏡手術で56000円〜という計算になります。健康保険が適用されることにより費用的にはパイプカット手術より「安い」場合もあります。
パイプカットの方法は?費用はいくら?
では男性のパイプカット手術はどうなのでしょうか。
パイプカット手術でかかる時間は左右で30分程度です。精管結紮手術といい、陰嚢の両脇に局所麻酔をし。1センチくらい切開すると精管が出てきます。この精管を縛り精子が通れないようにし縫合をします。手術が成功すればほぼ100%の避妊が可能と言われており、世界的にはポピュラーな避妊法といえます。(2000分の1の確率で自然妊娠の可能性があるともされています)
気になる値段ですが、手術の金額は健康保険が適用されず、自費診療になります。そのため病院でさまざまであり、自己負担金額は数万円程度から数十万円まで幅があります。クリニックによってかわりますが、10万円代〜が多いようです。通院や術後の経過観察などの有無もクリニックで違うため、手術を受ける際はクリニックを比較検討する必要があります。
手術方法が女性よりも簡単であるため、女性の避妊手術に健康保険が適用されない場合はパイプカットの方が安い場合が多いです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。パイプカットは費用的にはさまざまですが、女性の同じ方法である避妊手術と比べると安い場合もあります。女性の避妊手術にも4つの種類があり、男性のパイプカットもクリニックによって金額の幅が大きいため、両者を比較して一概に安い高いとはいえません。
男性がパイプカットでクリニックを選ぶ場合は、手術環境や先生の技術を口コミなどで調べ、自分に適した診療手術を行っていることに着目した方が良いでしょう。